クアラルンプールからシンガポールへ。
飛行機ではなく、あえてバスで移動するという選択肢があります。
単なるバス移動も、マラッカで一泊する行程にすれば、移動は“消耗”ではなく“体験”になります。
なお、クアラルンプールからシンガポールへの移動方法を「飛行機・直行バス・マラッカ経由」で整理した比較記事もあります。
所要時間や費用を横並びで確認したい方は、
「クアラルンプールからシンガポールへ移動|直行バス・飛行機・鉄道・マラッカ経由を徹底比較」も参考にしてみてください。
また、クアラルンプールでの2泊の記録は「クアラルンプール滞在記 2025|黒バクテー・ローカルカフェ・10年前のバー」にまとめています。KLセントラルを拠点にした滞在の組み立て方や、TBSからマラッカへ向かう朝の流れもそちらで確認できます。
結論
クアラルンプールからシンガポールまでバス移動は十分現実的。
直行よりも、マラッカで一泊する方が“旅”としては断然おすすめ。
国境も流れを理解していれば不安はありません。
この記事はこんな方々に役立つと思います。
- クアラルンプール→マラッカ→シンガポールのバスでの移動ルート
- チケットの買い方と注意点
- 国境を越える際の実際
- 実際にかかった費用
- 大人が無理なく楽しむためのコツ
所要時間まとめ(実体験ベース)
| 区間 | 所要時間 | 補足 |
| KL → マラッカ | 約2時間 | TBS(Terminal Bersepadu Selatan)発 Melaka Sentral着 |
| マラッカ滞在 | 1泊 | 観光含む |
| マラッカ → シンガポール | 約5時間 | 国境手続き含む Melaka Sentral発Queen Street着 |
| [参考]合計の国境通過 | 約30分 | 混雑次第? |
直行とマラッカ経由の比較
| ルート | 時間 | 費用 | 体験 |
| マラッカ経由 | 1泊2日 | S$ 35 + 宿泊費 | 旅になる |
| 直行バス | 約7時間 | S$ 14~27 | 移動のみ |
| 飛行機 | 約4時間 | S$ 30~45 | 忙しい |
クアラルンプール→マラッカ→シンガポールの全体像

GoogleMapによると、クアラルンプール、マラッカ経由シンガポールまで約400km。
直行バスなら約6時間。
飛行機なら空港移動などを含めれば4時間ぐらい。
「あれ?それなら直行で良いのでは?」
そう思いながらも、
どうせなら移動を“旅”に変えてみたくなりました。
中学の教科書で習った「マラッカ海峡」をこの目で見てみたい!
それが、今回バス旅でマラッカ経由を選択した理由です。
チケットの買い方
今回利用したのは、
BusOnlineTicket.com
出発地・目的地・日付を入力するだけで、

- バス会社(バスの写真あり)
- 出発時刻
- 発着場所
- 料金
- レーティング
が一覧で表示されます。

注意点①:発着場所を必ず確認すること!
クアラルンプール側は、
- TBS(Terminal Bersepadu Selatan)
- Berjaya Times Squareとその隣のLaLaport Bukit Bintang
などを選べます。ホテルからの距離などで選べば良いでしょう。
私は、ホテルの関係からTBSを選択しました。
マラッカ側にも複数あります。
- Melaka Sentral
- Jasin Sentral Bus Terminal
- Terminal Merlimau
などがあり、間違えるとホテルから遠くなるの注意。
1日目:クアラルンプール→マラッカ
マラッカまでのお供として私が選んだのは、
KKKL Express
料金:15RM(2025年7月)
マラッカをゆっくり堪能したかったため、朝10:30発のバスにしたものの、
ホテルで思ったよりゆっくりしてしまい電車に間に合わず……
Grab利用:15.45RM。
こういう失敗も旅の一部。何やってんだか(笑
TBS(Terminal Bersepadu Selatan)でのバスの乗り方
Grabで到着したのは、Bandar Tasek駅。
電車での到着と同じで陸橋を渡ってTBSへ


陸橋を歩いて行くと

お出迎え。
ターミナルはかなり大きく、鉄道の駅のよう。
ちなみに、これは2階。

各社のチケットカウンターもあり、その場でチケットを買うこともできるようです。
我々のような外国人はオンラインで買っておいたほうが無難でしょうね。

注意点②:gopassのQRコードつきチケットは発券の必要なし
私が買ったのはQR付きのチケット。

このgopassと書かれたQRコードがあれば、発券をせずにバスに乗れます。便利!

バス乗り場は1階なので、エスカレーターで降ります。
ゲートごとにエスカレーターが異なるので注意。

いざバスに搭乗
QRコードをスキャンして待合ラウンジに入ります。

ラウンジはすごく広い!

売店も完備しているので、
ちょっと早めについても時間を潰せます。
私は、時間がなかったため急いで待合ロビーにきましたが、
TBSの2階に売店やレストランっぽいものがあったで、
時間に余裕のある方はそちらを利用するのもありですね!

いざ、搭乗。
ゲート1から乗ります。
乗降口でQRコードをスキャンします。

バスにご対面。
なかなかしっかりしたバスで一安心。中国製なのかな?
1人-2人仕様で結構広々です。
シートはちょっとふかふか


ちなみに、一般的なリムジンバスと同様に大きな荷物は床下に格納にできます。
たっぷり積めるので長旅の間の移動も可能です。

高速道路に乗ってマラッカへ!

マラッカ到着
いきなり東南アジア感満載のバスターミナル

Melaka Sentralはマラッカから少し離れているので、
マレー語ができないのでGrabで移動するのですが、
Grabに乗れるところはタクシー乗り場とは別なので気をつけましょう。
うろうろしていると、優しいおじさんがたぶん教えてくれます。
GrabでMelaka Sentral からホテルまでは23分 RM 10.30
Casa Del Rio MELAKA
今回の宿泊先として選んだホテルは、Casa Del Rio Melaka

コロニアル調の建物は宮殿のよう。お部屋からマラッカ川を一望できます。
大人の旅にピッタリです。
ルームタイプはDeluxe River View Hollywood Twin Roomにしました。

バスルーム。バスタブ・シャワールーム・洗面台・トイレがセットに。
バスタブの向こうにベッドルームがあります。


トイレは東南アジアによくあるタイプ。綺麗でした。

ハリウッドスタイルなので、部屋に段差があります。

バルコニーからマラッカ川が見えます。

落ち着いたところで、早速お昼ご飯を探しに行きましょう。
14時を回っていたのでお腹がペコペコ。
7月後半のマラッカの昼間はまぁまぁ暑い。
あまりゆっくり探さずにジョンカーストリート方面に向ってすぐの
The Baboon House

で遅いランチ。

ビールとハンバーガーをいただきました。
生のクラフトビールじゃなかったのが残念ですが、美味しかった。


店内もおしゃれでした。
ランチの後はメイン通りのJONKER WALKをちょっと散策
暑いからなのか、人通りはまばら。

東南アジアの気候に慣れているとはいえ、
大人の体にはちょっと堪えるので
ホテルに戻って休息。
急ぐ必要はありません。
夕方までプールサイドでくつろぎます。
*プールの終了時間はちょっと早めなので、ご注意を。

夜はJONKER WALKへ
マラッカの夜のお楽しみはJONKER WALKの屋台です。
昼間は閑散としていましたが、夜は人が沢山でています。
広場で素人カラオケ大会が開催されていたり、ちょっと中華風なノリです。

沢山の屋台の中で気を惹かれたのが
CRUB BURGER (RM6)
蟹肉包って、肉まんみたいのを想像したのですが、全然違う。
大きな蟹玉がバンズの上に乗っているという
不思議な食べ物でした。

後は、JONKER WALKを歩いて
お待ちかねのビール。
Geographér Caféのハイテーブルにて
ビールの瓶がいい汗かいています。

部屋に戻って就寝
と行きたいところですが、
なんだか深夜まで外で音楽がかかっていて、
ちょっとだけ眠りを妨げてました。

2日目:マラッカ→シンガポール
2日目の朝は早起きをしてマラッカ中心部を散策しました。
東南アジアでは、昼間は暑いので、早朝の観光がおすすめです。

念願のマラッカ海峡もセントポール教会に向かうところで見ることができました。

ホテルでの朝食は、館内にあるレストランで
ビュッフェスタイルのものと
個別にお願いできるものがあり、
私は、カヤトーストをいただきました。


ここまでのマラッカ観光については
「マラッカ観光ガイド|クアラルンプール→シンガポール移動途中の1泊2日の小さな旅」
を参考にしてください。
シンガポール行きバスのチケットは、
クアラルンプール→マラッカと同じように
BusOnlineTicket.com
で手配しました。
注意点③:乗降場所の選定が鍵!
マラッカからシンガポールのバス選びは結構複雑。
マラッカ側からは、到着時に利用したMelaka Sentralなどに加え、
ホテルの前から出ているものがあります。これは便利。
ただし、ホテル前出発のバスは利用者が多いので、
あらかじめ期間的な余裕をもって手配しておくのが良いでしょう。
私は。。ダメでした。
次に、シンガポール側では降りるところが沢山あります。
例えば、Woodland Checkpoint選ぶとシンガポールに入ってすぐ降ろされてしまうので、
注意が必要。
よく確認しましょう。

私はQueen Streetまでのバスにしました。
DT22 ジャラン・べサール駅(Jalan Besar MRT Station)の近くなため、
バスを降りてからの移動が便利でした。
シンガポールでの宿泊ホテルに行きやすい場所を選ぶのが良いですね。
選んだバス会社は707 Inc
MelakaからQueen Streetまで 24SDG(2025年7月)
2回目のバス搭乗
ホテルからMelaka SentralまでGrabで移動。
18分 RM 8.24
朝だから、ちょっと早い。
今回のバスチケットはQRコード付きではなかったので、
チケットカウンターで引き換える必要があります。
チケットカウンターへの行き方は凄くわかりやすく表示されていました。
安心ですね。
なお、ゲートへの入口は二手に分かれていますが、
中で繋がっていますので、あまり気にしなくても良いようです。

チケットカウンターはそんなに混んではいませんでした。

ボーディングパスの発券には現金RM0.70が必要です。(2025年7月)
メールに添付されているPDFを提示する準備をしておきましょう。

ターミナルには、飲食店やコンビニがありますので、
余裕を持って早めについておいた方が良いでしょう。

ゲートを抜けて待合ラウンジに入ります。
クアラルンプールの時と同じで結構広いですが、
椅子が少なめでした。


注意点④:バスの出発ゲートのチェック
バスの準備状況によって出発時刻やゲートが変更になるので、
しっかり時刻表をチェックしておきましょう。
利用したバスは、ゲートがC-14からE-20に変更になりました。

さて、バスにご対面!
マラッカまでのバスより、内装がかなり派手!
カラオケとかやりそうですね。


今回は、途中のサービスエリアで休憩がありました。
アナウンスや旅程表に記載がないので「?」となりましたが、
トイレ休憩なのでしょう。
Google Mapで確認すると、
Yong Peng Lay-by southbound
となっていました。

トイレや売店があります。
売店は3つあるのですが、
売っているものが同じという不思議。

14時を回っていたこともあり、小腹が空いたので、
チキンバーガーを買ったのですが。。。

他のものを選んだ方が良いでしょう!
この後2時間ぐらいバスのに揺られていると、
高速を降りたバスは何やら建物の中に吸い込まれていきます。
そうです。
ここから出国・入国が始まります!
注意点⑤:出国・入国は流れにまかせる!
Johor Bahruの国境に着くと、いきなりバスから降ろされるので、
- パスポートなど必要なものを手持ちのバックなどに準備して、いつでも降りられるようにしておく。
- バスを降りたところには戻らないので、どのバスに乗ってきたか確実に記録しておく。
- バスを降りたら人の流れに身を任せれば、大体大丈夫!
マレーシア出国
Johor Bahruのボーダーコントロールの情報を持たず、漫然とバスに乗っていたので、
Johor Bahruでいきなり降りることになったので、凄く焦りました!
周りの人は軽装でどんどん降りていきます。
バスに収納された自分の預け荷物はどうなるの?
とか不安になるも、手荷物を持ってバスを降りるしかありません。
バスを降りて

人の流れについていきます。後から見るとしっかり案内がでていますね。

エスカレータを登っていくと

乗ってきたバスが通り過ぎます。
この時は降車と乗車の場所が別々ということを知らなかったので、
不安しかありません(笑

エスカレータを上がったところに、
Woodlands(シンガポール側)と案内がでているので、
それに従って歩きます。
大きな分かれ道はここだけなので、
後は人の流れについていけばOK

出国手続きが終わったら、マレーシア出国です。
Departure Platformの案内に従って移動すればOK

そして、乗ってきたバスとご対面。
色やナンバープレートを覚えておく必要がありますね。

この時気付いたのですが、バスもボーダーコントロールを通るため、
移動しなければならないのですね。
バスに乗り、橋を渡ります。
さよならマレーシア、対岸はシンガポール

とうとう、シンガポール入国です。
残念ながらWoodlandsのシンガポール側のボーダーコントロールでは写真撮影が禁止のため
写真はありません(写真を撮ると軍人さんに怒られます)。
マレーシア側でリハーサルをしているので、
シンガポールのWoodlandsの入国で焦ることはありませんでした。
同じようにバスを降り、入国手続きを行い、再びバスに乗ります。
ここまでのマレーシア(Johor Bahru)とシンガポール(Woodlands)の国境通過の実際の手続きや所要時間について
「マレーシア→シンガポール国境をバスで越える方法|Johor Bahru→Woodlands完全ガイド」
で説明していますので、ご参考に。
そして、再びバスに揺られようやくQueen Streetに到着!
5時間の旅でした。
そして、クアラルンプールからマラッカ経由、シンガポールの2日間バス旅お疲れ様でした!

よくある質問
- バスは国境で待ってくれますか?
-
待ってくれますが、迷子にならないように、色やナンバーを覚えておくと安心です。
- 荷物はどうなりますか?
-
大きなスーツケースは床下収納に入れたままになります。手荷物だけ持って降りましょう。
- 国境ではどれくらい時間がかかりますか?
-
混雑次第ですが、今回はマレーシア出国のJohor Bahru到着からシンガポール入国のWoodlands出発まで約30分程度でした。
- 直行バスとマラッカ経由、どちらがおすすめ?
-
急ぐなら直行。
時間に余裕があるならマラッカ経由がおすすめ。
旅の密度がまったく変わります。
この旅のまとめ
クアラルンプールからシンガポールまでバスでの移動は、時間的にも経済的にもアリの選択です。
さらに、マラッカ経由は十分に価値のある旅としての選択肢ですね。急がなければ、移動も旅にできますね。
実際の所要時間や費用を比較したい方は、
「クアラルンプールからシンガポールへ移動|直行バス・飛行機・鉄道・マラッカ経由を徹底比較」も参考にしてみてください。
国境越えの具体的な手順・所要時間・注意点については、 「マレーシア→シンガポール国境をバスで越える方法|Johor Bahru→Woodlands完全ガイド」 で詳しく解説しています。バスを降りてからの流れ、荷物の扱い、再乗車までの動きを 実体験ベースでまとめました。
シンガポール到着後の4日間の記録は、「シンガポール滞在記 2025|定宿・バクテー・チャンギ東側。4日間の記録」にまとめています。チャイナタウンの定宿を拠点に、バクテー・ニョニャ料理・ムスタファ、そしてチャンギ東側まで足を延ばした滞在の記録です。
