2025年春、東京からキャセイパシフィックで香港へ。乗り継いでベトナム航空でハノイに入り、ダナンを経て、最後にもう一度香港に降りました。ハノイ4泊・ダナン2泊・香港2泊だけれど、急がない旅です。特にダナン・香港はゆっくり過ごしました。
往路の香港空港で、キャセイラウンジの担々麺とシャンパン。復路も同じ場所で、同じ担々麺とシャンパン。旅の入口と出口に同じ風景があるという、小さな輪のような構成になりました。
この記事は、その旅全体の鳥瞰図として書いています。街ごとに公開している3本の滞在記を、一本の線でつないで振り返ります。急がず、詰め込みすぎず、それぞれの街に自分のペースを預ける——そんな旅の全記録です。
旅の全体像|東京からハノイ、ダナンを経て香港へ
3都市を一度にまわると聞くと、慌ただしい旅を想像されるかもしれません。けれど今回は、そうならないように日数と動線を組みました。急がないことを、最初の設計条件にした旅です。ダナンはビーチリゾート重視、香港はトランジットで急がないためと、煲仔飯が目的です。
東京⇄香港はキャセイパシフィック。往路・復路ともにキャセイラウンジを使えることと、香港を「通過点」ではなく「旅の両端」にできることが決め手でした。ハノイ・ダナン間の国内線はベトナム航空です。
往路で一度、キャセイラウンジに立ち寄り、担々麺とシャンパンで旅を始める。復路も、同じラウンジで同じものを頼む。このラウンジの風景を旅の前後に二度置くこと。それが今回の旅の、本当の目的になっています。
今回のルートと日数
- 1日目:東京 → 香港(乗り継ぎ)→ ハノイ
- 2〜4日目:ハノイ滞在(計4泊)
- 5日目:ハノイ → ダナン(国内線)
- 5〜6日目:ダナン滞在(計2泊)
- 7日目:ダナン → ハノイ→ 香港(深夜)
- 8日目:香港滞在
- 9日目:香港 → 東京
ハノイ4泊|街と食と、静かな熱のある都市
東京から香港を経由して夜に着いたハノイは、思っていたよりも落ち着いた街でした。西湖のほとりに建つフレイザーレジデンス ハノイを拠点に、旧市街へ通う日々。バンミー(バインミー)の味、エッグコーヒーの甘さ、美味しいカジュアルフレンチ、路地に響くスクーターの音。4日間かけて、少しずつ街の輪郭が見えてきます。

日中は旧市街を歩き、夕方は西湖のほとりに戻る。観光名所を追いかけるよりも、同じカフェに二度行ったり、気になった路地をもう一度歩いたりする街歩きが、ハノイを豊かに感じさせました。ホーチミンとは明らかに違う性格の街です。急がないからこそ得られる感覚がある、と改めて思わせてくれたのがハノイでした。
ハノイの4日間の詳細は、ハノイ滞在記 2025|西湖・旧市街・エッグコーヒー。4日間の記録に書いています。
ダナン2泊|リゾートとローカルの間で、ホイアンへ半日
ハノイから国内線でダナンへ。海沿いに建つハイアット リージェンシー ダナンを拠点に、ラウンジでゆっくり過ごす時間をメインに、街へ出てローカルの食やお土産を探す時間を加えて組み立てました。ホテルに予算をかけても価値がある街だと、今回の滞在で感じました。

2泊3日の密度としてちょうどよかったのは、「ホイアンには半日だけ行く」という割り切りです。カクテルタイムに戻りたかっただけですが、朝に出て、旧市街を歩き、昼を食べて帰る。欲張らないことで、よりホテルステイが楽しめました。街ではローカル価格のスーパー GOとKITE Coffeeに立ち寄り、地元の人が使う店でお土産を選びました。観光地の土産物屋より、こちらの方が記憶に残ります。
ダナンの2泊の詳細は、ダナン滞在記 2025|リゾートとローカルの間で、ホイアンへ半日に書いています。
香港2泊|何度も来ている街で、自分のルートを歩く
ダナンから夜の香港へ。深夜に着いて、約2日の滞在。Fortress Hillの定宿・ハーバーグランド香港に荷物を置いて、路面電車で街を楽しみ、油麻地で煲仔飯を探しました。Kennedy Townのカフェに立ち寄り、唐記包點で包子を買う。観光というより、過去の自分の動線をなぞる旅となりました。

香港ではFortress Hill周辺を定宿にしています。中環や尖沙咀ほどの喧騒がなく、MTRで街のどこへでも出られる立地です。最近はセントラルのような中心部を避けるようになりました。徐々に香港の端の方を探索するようになったからで、中心を外れるほど観光地ではない街の実際の生活に近づいていく感じがします。
今回の香港2日は、いつものように路面電車(トラム)で島の東西を横断する時間を意図的に長く取りました。そして油麻地の煲仔飯。興記菜館で土鍋ご飯の夜を過ごし、そして翌朝、空港へ。キャセイラウンジで担々麺とシャンパン。往路で始まった旅が、同じ味で閉じていきます。

香港滞在の詳細は、香港滞在記 2025|路面電車と土鍋ご飯、自分のルートがある街に書いています。
3都市を貫く、共通の旅の設計
性格の違う3つの街を、一本の旅としてつないだときに見えてきた共通項があります。
どの街でも、自由に街を楽しむこと、同じ場所に二度足を運ぶことを許容すること。有名観光地に拘らないこと。観光名所を追いかけるより、気に入った路地をもう一度歩く方が記憶に残る。急がないことが、街の解像度を上げてくれます。
食べる・歩く・移動する。その3つを楽しみの中心に置くと、行き先が違っても旅の組み立て方は同じになります。3都市がひとつの旅としてつながったのは、この共通軸があったからだと思います。
この旅で使った航空券・ホテルのまとめ
今回の旅で実際に使った航空券とホテルを、記録として残しておきます。具体的な体験は、それぞれの滞在記に書いています。
航空券 東京⇄香港はキャセイパシフィック。往復ともにキャセイラウンジを利用しました。ハノイ・ダナン間の国内線はベトナム航空です。
ハノイの宿 フレイザーレジデンス ハノイ。西湖のほとりのサービスアパートメントで、4泊の長期滞在に向いています。
ダナンの宿 ハイアット リージェンシー ダナン リゾート&スパ。海沿いのリゾートで、ラウンジの使い勝手が滞在の満足度を大きく左右します。
香港の宿 ハーバーグランド香港。Fortress Hillの定宿で、観光の中心から少し外れた生活圏に近い立地です。
ハノイ・ダナン・香港。性格の違う3つの街を、キャセイラウンジの担々麺で挟むように歩いた旅でした。急がず、詰め込まず、それぞれの街にそれぞれの時間を預ける。そうやって歩いた方が、街は深く見えてきます。
次の旅の設計に、この鳥瞰図が少しでも役に立てば嬉しいです。各都市の詳細は、それぞれの滞在記に書いています。

