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香港滞在記 2025 新春|キャセイの担々麺、定宿、土鍋ご飯と

香港 コーズウェイベイ 港

お正月二日目の朝に羽田から香港へ向かいました。香港から高雄、そして台北へと続く新春の旅。その最初の二泊が、香港でした。

何度も訪れている街なので、観光地を急いで巡るという気持ちはもうありません。定宿に戻り、自分の動線で食べたい店を巡る。それが、いまの香港の楽しみ方になっています。

目次

羽田のキャセイラウンジで担々麺

キャリアはいつものようにキャセイパシフィック。ただ、いつもは羽田でJALのラウンジを使っているので、今回初めてキャセイのラウンジに入ってみました。

羽田 キャセイパシフィック ラウンジ

驚いたのは、ヌードルバーがあったことです。香港のキャセイラウンジで担々麺とシャンパンをいただくのが、私の旅の小さな儀式になっているのですが、まさか羽田のラウンジでも同じように楽しめるとは思っていませんでした。

羽田 キャセイパシフィック ラウンジ ヌードルバー

カウンターには、お正月ということでお節料理のようなセレクションが並んでいました。それはそれで気分が出るのですが、私の目的はやはりヌードルバーの担々麺です。

羽田 キャセイパシフィック ラウンジ 正月アレンジ

香港のキャセイラウンジと食べ比べてみると、追加するラー油や薬味の種類や、出汁そのものに違いがあって、地域ごとの色が出ているのが面白い。ただ、率直に言えば、やはり香港の担々麺のほうが好みです。

羽田 キャセイパシフィック ラウンジ 担々麺

JALのカレーが必須でなければ、羽田で担々麺とシャンパンというのも、十分に成立する選択肢だと思いました。

定宿ハーバーグランドに戻り、東側のローカルへ

15時過ぎに香港に到着し、定宿のハーバーグランド香港へ向かいました。北角の海沿いに建つこのホテルは、最近すっかり自分の香港の起点になっています。チェックインを済ませて一息ついた頃には、もう夕方です。

香港 ハーバーグランド エントランス
香港 ハーバーグランド 部屋の写真1
香港 ハーバーグランド 部屋の写真2

夕食は、筲箕灣の煲仔飯

今夜の夕食は、中心部ではなく東側へ向かうことにしました。アルドリッチ・ベイ・マーケット(愛秩序湾街市曁)周辺は、観光客の動線からは少し外れたエリアです。目当ては、紹華小厨の土鍋ご飯。

アルドリッチ・ベイ・マーケット愛秩序湾街市曁 入り口 通用口

最近すっかり煲仔飯にハマっています。鉄ではなく素焼きの鍋に、米と腸詰や鶏肉や塩漬け魚を仕込んで、強火で一気に炊き上げる。底にできるおこげが美味しい料理です。香港の煲仔飯は店ごとに個性があって、巡るのが楽しい。油麻地の店などを巡った記録は別記事にまとめてあります。今回は東側の一軒を試してみたかったのです。

紹華小厨はアルドリッチ・ベイ・マーケットにある熟食中心、いわゆるクックド・フード・センターのなかの一店です(Shop CF3, Cooked Food Centre, Aldrich Bay Market, 15 Aldrich Bay Rd, Shau Kei Wan)。地元の人たちに混じって座る、香港らしい食卓です。

アルドリッチ・ベイ・マーケット 愛秩序湾街市曁 紹華小厨 煲仔飯

ここの土鍋ご飯は、私の好みからすると少し甘めの味付けでした。これはこれで悪くないけれど、自分の基準ではもう少し醤油の輪郭が強いほうが好きだな、と確認できたのが今日の収穫です。

偶然見つけた、海南雞專門店

帰り道、たまたま入った太安樓商場というビルの1階に、屋台のような店がいくつも並んでいました。Tai On Building(57-87 Shau Kei Wan Rd, Sai Wan Ho)で、香港のローカル食堂街そのものの空気感です。

香港 太安樓商場

そのなかでも目を引いたのが、海南雞專門店第二分店というシンガポールチキンライスの店でした。他の店もどこも長蛇の列でしたが、ここは良さそうな予感がします。テイクアウトしてホテルに戻り、部屋で食べてみることにしました。

香港 太安樓商場 海南雞專門店第二分店

これが、絶品でした。

正直に書きますが、シンガポールのホーカーの有名店より、この海南雞專門店のほうがずっと美味しいと感じました。鶏肉の火入れも、ご飯のクオリティも高い。こんなビルの一階に、こういう店があるのが香港の奥深さです。

二日目、海辺の朝食と、街歩きと、エッグタルト

香港 コーズウェイベイ 港

翌朝は海辺をしばらく散策してから、コーズウェイベイの喜喜冰室で朝食をいただきました(57 Paterson St, Causeway Bay)。

香港 コーズウェイベイ 喜喜冰室 外観 卓球

このお店は雰囲気があって、何度来てもいい感じでした。レトロな看板、年季の入った椅子、店先に置かれた卓球台。あの卓球台は、本当に使われているのでしょうか。

──そう思って書いていたのですが、その後、喜喜冰室は閉業してしまったようです。あの朝の一杯のミルクティーが、私にとって最後の喜喜冰室になります。香港の古き良き茶餐廳が、ひとつまたひとつと姿を消していく。それを記録に残せただけでも、書く意味があったと思っています。

香港 コーズウェイベイ 喜喜冰室 朝食

朝食を済ませてから、街をゆっくり歩きました。いつ見ても感心してしまうのが、香港の竹の足場です。鉄パイプ全盛のこの時代に、人の手で組まれる竹の格子は、それ自体が文化財のように見えます(※2025年1月時点。竹足場をめぐる規制議論は、これより少しあとの話です)。

香港 竹の足場

エッグタルト&エッグタルト

少し小腹が空いてきたので、檀島咖啡餅店でエッグタルトを一個。やわらかい生地と、卵の優しい黄色。香港の昔ながらの茶餐廳の味です。残念ながら、この店もその後閉業してしまいました。

香港 檀島咖啡餅店 エッグタルト

そのままセントラルあたりまで足を延ばし、泰昌餅家(35 Lyndhurst Terrace, Central)でもエッグタルトを食べました。同じようでいて、店ごとに生地の食感もカスタードの味も違う。「エッグタルトのはしご」という小さな食べ歩きは、香港かマカオでしかできない遊び方です。

香港 泰昌餅家 エッグタルト

グラハムストリートの壁画

セントラルの坂を上っていく途中で、まず通り抜けたのがグラハム・ストリート・マーケットです。野菜や果物、魚が並ぶ昔ながらのオープンマーケットで、地元の生活がそのまま路上に出ているような空気感があります。香港のセントラルにこういう場所が残っているのが嬉しい。

そのまま歩いて行くと、グラハム・ストリートの壁画と再会しました。ここはいつも撮影している人が多い。香港の坂は、どこを歩いていても映画の撮影場所や壁画で楽しめます。

香港 グラハムストリート 壁画

途中、Vission Bakeryで富士山の形をした抹茶のタルトという、すごく日本的なスイーツを見つけました。高さが結構あり食べ歩きには向かないので、今回は諦めましたが、こういう発見があるのもセントラル散策の楽しみです。

香港 VISSION Bakery 抹茶 富士 タルト

もちろん階段、看板、物干し竿。香港の坂は、何度歩いても飽きません。

香港の街並み

ふたたびの煲仔飯。Sai Wanの永合成

遅めの昼食にやってきたのは、石塘咀の永合成(德輔道西360號)。港島線・香港大学駅B1出口から歩いて4分ほどの場所にあります。滞在期間2度目の煲仔飯の店です。

香港 永合成 外観
香港 永合成 店内

永合成の煲仔飯は、紹華小厨より私の好みに合う仕上がりでした。醤油が効いていて、おこげの香ばしさも十分。ただ鶏の脚は食べにくかったかな。同じ「香港の土鍋ご飯」というカテゴリのなかで、店ごとにこれだけ違いが出るのが面白い。しかし、まだまだ探求は続きます。

香港 永合成 煲仔飯

次に来るときは、別の店をもう一軒加えたいと思います。

夜のクラフトビールバー、Second Draftへ

一旦ホテルに戻って、休憩です。窓の外では、香港の日没がゆっくりと進んでいきました。海と空がオレンジ変わるグラデーションは、何度見ても綺麗です。

香港 ハーバーグランドからの夕焼け

一息ついてから、夜のバーへ向かいました。今回は以前訪れたことのあるSecond Draftというクラフトビールの店です。場所を移転していると聞いていたので、どんな空間になっているのか楽しみでした。

路面電車(トラム)が、アメックスで乗れる

ホテルからSecond Draftまでは歩けるのですが、路面電車(トラム)で向かいました。

香港 トラム コンタクトレス

ここで、ちょっとした驚きがありました。トラムにアメックスのコンタクトレス決済で乗れるようになっていたのです。昔は小銭か八達通(オクトパスカード)が必須で、最近はVISAやMasterのコンタクトレスが始まっていたですが、アメックスまでとは地味に大きな進化です。乗車のときにカードをかざすだけ。「ここまで便利になったか」と少し感慨を覚えました。

Second Draftで、思い出のフライドポテト

Second Draftの新しい店内は、以前よりもう少し広く、照明も明るく、大きなレストランのようになっていました。昔他の三角カウンターのある暗い店内とはだいぶ違う印象です。それでも相変わらず香港のクラフト中心なので、地ビールの今を楽しめます。

香港 Second Draft 店内とビール

このお店で前回印象に残ったのは、高菜と唐辛子とマヨネーズがトッピングされたフライドポテトでした。塩気と辛味とコクのバランスが絶妙で、ビールが進むことこの上ない。今回もそれを頼んで、ビールを2杯ほどいただきました。

帰り道は水辺をのんびり歩きました。遅い時間のせいか、街の特別なライトアップなどはありませんでしたが、それでも対岸のビル群のライトはじゅうぶんに綺麗でした。派手なライトアップがなくても、香港の夜は香港の夜のままです。

夜のCauseweyBay

翌朝、香港から高雄へ。ふたたびのキャセイラウンジ

二日目の朝早く、ハーバーグランドをチェックアウトして香港国際空港へ向かいました。今回の本命目的地である高雄へのフライトです。

短い二泊でしたが、自分のルートを少しずつ更新できた滞在になりました。担々麺と煲仔飯と、定宿と、坂道と、路面電車。香港は何度来ても飽きないし、来るたびに少しずつ変わっています。

今回訪れた場所

店名・スポット住所備考
キャセイパシフィック ラウンジ(羽田)羽田空港国際線ターミナルヌードルバーあり
ハーバーグランド香港23 Oil Street, North Point定宿。北角の海沿い
紹華小厨Shop CF3, Cooked Food Centre, Aldrich Bay Market, 15 Aldrich Bay Rd, Shau Kei Wan筲箕灣の熟食中心内
海南雞專門店 第二分店Tai On Building, 57-87 Shau Kei Wan Rd, Sai Wan Ho太安樓商場1階
喜喜冰室57 Paterson St, Causeway Bay現在閉業
檀島咖啡餅店現在閉業
泰昌餅家35 Lyndhurst Terrace, Centralエッグタルトの名店
VISSION BakeryCentral周辺抹茶タルトが名物
永合成煲仔飯德輔道西360號, 石塘咀港島線・香港大学駅B1出口より徒歩4分
Second DraftH01, Fashion Walk, 9 Kingston St, Causeway Bayクラフトビール。移転後の新店舗
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