新春の台湾。香港から高雄を経て台北へ向かう旅の途中で、初めて高雄に一泊しました。高雄の空港自体は何度か使ったことがありますが、街に降りて宿を取るのは今回が初めてです。
担々麺、夜市、朝食ハシゴ。一泊だけの寄り道だったはずが、思った以上に密度の濃い時間になりました。
香港から高雄へ、ここでも担々麺
高雄に向かう前に、香港国際空港に少し早めに到着します。

向かう先は、いつものキャセイパシフィック ザ・ウィングのヌードルバー。担々麺と、シャンパン。これが今回の旅の決まりごとのようなものでもあります。羽田、香港で同じ担々麺を食べました。同じ会社のラウンジで、同じ料理を食べながら旅をつないでいく。少し変わった旅の組み立て方ですが、これが今回の旅の裏の題目でもあり、どこまで行っても帰る場所がある気がします。

香港滞在の話は、「香港滞在記 2025 新春|担々麺、定宿、土鍋ご飯と」に書いています。

高雄に降り立った午後、まずはコーヒー
高雄国際空港に着いたのは昼過ぎ。ホテルのチェックイン時間まで余裕があったので、街で時間を潰すことにしました。
向かったのは Little Joy Café 小喜楽咖啡館。新興区の住宅街にひっそりと立つ小さなカフェです。
カプチーノを一杯。今朝はコーヒーを飲んでいなかったので、長旅のあとに濃いコーヒーが体に染みます。台湾は意外とこういう小さなカフェが多くて、街のどこにでも一杯の美味しいコーヒーを楽しむことができます。

これから始まる高雄の街歩きの、ささやかな起点となりました。
駅近の拠点|THE LEES HOTEL
今回の宿は THE LEES HOTEL。

正直に書くと、直前に高雄に寄ることを決めたためホテルの空きがほとんど残っておらず、選択肢の中から決めたという面もあります。それでも結果的に、この宿は良い選択でした。理由は2つあります。



1点目は、高雄駅まで車で12分という距離感。翌日に台湾新幹線で台北に向かう動線を考えると、駅近の拠点は素直に便利です。
2点目は、夜市と西子湾までのアクセスのしやすさ。歩いて行ける範囲に夜市があり、Uberを使えば西子湾もすぐです。
リーズナブルでありながら、街に泊まる感覚を持てるホテルです。
夕日と臨海エリアを歩く
夕方、Uberを呼んで西子湾展望台へ向かいました。ここの夕日が美しいと聞いていたので、チェックイン後ちょうど良い時間になりました。

西子湾展望台で、海に沈む光を見る
公園に着いたとき、空はちょうど色を変えていく時間でした。海の向こうに太陽が落ち、だんだん夜が迫ってきます。旅先で夕日を見るのはなぜか感動します。不思議ですね。
哈瑪星鉄道文化園区を抜けて
帰りは歩きで臨海エリアを縦断。哈瑪星(ハマセン)鉄道文化園区を通って戻りました。線路を跨ぐ陸橋とその脇に飲食店などがあり、楽しめます。

旧駅舎跡を活かした広場には、なぜか巨大なバナナの光るオブジェがディスプレイされていました。近くまで行っていないので、そして私はバナナが好きではないので、意図はよくわからないのですが、こういう不意の脱力感に出会えるのも旅の楽しさです。

歩いていると次第に夜の音が街を満たしてきて、夜市の時間が近づいているのがわかります。
建國夜市と、臭豆腐再チャレンジ
今回の高雄で楽しみにしていたのが、建國夜市(鹽埕埔夜市)です。
台湾に来たら夜市は外せません。そして今回どうしても試したかったのが臭豆腐でした。

以前、台南で食べた臭豆腐が「初めて美味しい」と思えたもので、それ以来「また臭豆腐を食べてみたい、チャレンジしたい」と思っていたからでした。

結論からいうと、ちゃんと食べられました。臭豆腐らしい匂いは確かにありましたが、昔に台北で経験したそれよりだいぶマイルドだった印象です。もしかすると、南部の臭豆腐は匂いが薄めなのかもしれません。仮説の域を出ませんが、また別の街で試してみたくなる発見でした。
怪しい裏道で見つけた鴨肉珍
夜市を抜けて、裏道に入っていきます。

少し怪しげな路地の奥に、行列のできている店を見つけました。鴨肉珍。地元の人たちが当たり前のように並んでいる、生活の延長線上にある食堂です。

鴨肉とご飯のシンプルな一皿。肉の柔らかさと、たれの加減がちょうどいい。観光客向けではない、地元の味。こういう店に偶然出会えるのも、夜市周辺を歩く楽しみのひとつです。

六合觀光夜市と、季節外れの台湾フルーツ
腹ごなしを兼ねて、ホテル方面へゆっくり歩きます。途中で六合觀光夜市を抜けました。

こちらも結構な活気で、観光夜市の名のとおり外国人客の姿も多く、屋台の数も豊富。建國夜市とはまた違う賑わいで、夜市をハシゴするのも面白いですね。
実は今回、もうひとつ確かめたかったのが台湾フルーツでした。以前、台南で食べたフルーツが本当に美味しくて、その記憶を頼りに今回もチャレンジしたのです。しかし、結果は今ひとつ。やはり1月という時期には勝てませんでした。やはりフルーツは夏が旬。暖かい季節にリベンジする楽しみとして残しておきます。
その日は移動の疲れもあり、早めに宿に戻りました。
翌朝、肉まんから始まる朝食ハシゴ
翌朝はホテルから少し歩いた先の店を目指します。
老店興隆居傳統早點美食|ジューシーな肉まんから始める
最初の店は 老店興隆居傳統早點美食。ホテルからは少し距離がありますが、朝の散歩がてら歩く価値があります。

蒸籠から出てきたばかりの肉まんは、皮がふっくらして、噛むとじゅわっと肉汁が滲み出てきます。これだけで朝の一食として十分。ですが、今回はもう一軒寄りました。

周記小籠包|2回目の朝ごはん
ホテル方面に歩きながら立ち寄ったのが、周記小籠包。

朝の小籠包というのも台湾らしい風景です。ただ、味的には残念ながらリピートなしだと思いました。
Gold anchor coffee 金錨咖啡|コーヒー議論の店
この日の朝の朝食は Gold anchor coffee 金錨咖啡で締めました。

新興区の小さなコーヒーショップですが、店主のこだわりが強い。私が訪れたときも、店内で常連客と店員がコーヒーについて熱心に議論していました。

台北ではこういう「コーヒーに本気の店」が増えているのは知っていましたが、高雄でも同様のようです。
肉まん、小籠包、コーヒーで朝食ハシゴ完了。これで高雄滞在は終わりです。
高雄から台北へ、新幹線で
ホテルに戻って荷物をまとめ、高雄駅へ。台湾新幹線で台北に向かいます。
高雄駅構内に CoCo壱 Express を見つけて少し驚きました。日本では見たことがない Takeout 専用の業態。海外でこういうローカライズに出会うと、少し新鮮で勉強になります。

台湾新幹線は快適で、車内でネットサーフィンしている間に台北が近づいてきます。
一泊だけの高雄でしたが、夜市と朝食ハシゴで街の輪郭が掴めた気がします。台南との違いも感じ取れました。台北では友人と火鍋の予定があります。台北滞在の続きは、台北滞在記 2025 新春|火鍋、淡水、桃園空港の担々麺で書きます。
訪問スポット一覧
| スポット | 種類 | 住所・場所 |
|---|---|---|
| キャセイパシフィック ザ・ピア | ラウンジ | 香港国際空港 |
| Little Joy Café 小喜楽咖啡館 | カフェ | No. 52號, Minyou St, Sinsing District, Kaohsiung 800 |
| THE LEES HOTEL | ホテル | 高雄市内(高雄駅まで車で約12分) |
| 西子湾展望台 | 展望スポット | 高雄市鼓山区 |
| 哈瑪星鉄道文化園区 | 文化施設 | 高雄市鼓山区 |
| 建國夜市(鹽埕埔夜市) | 夜市 | 高雄市鹽埕区 |
| 鴨肉珍 | ローカル食堂 | No. 258號, Wufu 4th Rd, Yancheng District, Kaohsiung 803 |
| 六合觀光夜市 | 夜市 | 高雄市新興区 |
| 老店興隆居傳統早點美食 | 朝食店 | No. 186號, Liuhe 2nd Rd, Qianjin District, Kaohsiung 801 |
| 周記小籠包 | 朝食店 | 南華路107號, Sinsing District, Kaohsiung 800 |
| Gold anchor coffee 金錨咖啡 | カフェ | No. 113號, Shangyi St, Sinsing District, Kaohsiung 800 |

