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4輪レース挑戦記 第6話|サーキット装備一式、メガネ派・指長派の選び方

伊藤さんと藤田さんとの記念写真@RAC

順番が逆になるが、今回は装備の話だ。

4輪レース挑戦記 第5話|富士スピードウェイのライセンスと、雨で上がった閾値では、富士スピードウェイで初めて四輪でサーキットを走ったことを書いた。当然だが走行の前に、ウェア類を一式揃えている。

富士スピードウェイでの初走行

レーシングスーツは、4輪レース挑戦記 第4話|オーディションを通過したで触れたとおり、GRAY FLAGでオーダーメイドを作成してもらっている。それ以外に自分で揃える必要があるのは、ヘルメット、HANS、グローブ、シューズ、そしてインナー類だ。

選定基準は明快にした。1年挑戦するにあたって、必要十分なものであること。かっこいいとか、最高性能だとか、長持ちするとか——男心をそそる基準は、今回は二の次だ。

目次

訪問先はRAC

今回訪問したのは、RACというレーシングギア専門店だ。

スタッフの方に相談しながら、一つずつ選んでいく。結果として、ほぼすべてのアイテムで自分の先入観と違うものを選ぶことになった。「必要十分」のつもりで来たのに、選ぶプロセスそのものに発見がある。これだから買い物は面白い。

ヘルメット|Arai GP-5W、メガネ派に一択の理由

選んだのはArai GP-5Wというモデルだ。

古いバイク乗りであれば、アライには全幅の信頼を寄せているだろう。私もそうだ。ブランドへの安心感は当然あった。ただ、今回の決め手はそこではなかった。

RACさんのヘルメットラック

スタッフの方によると、「メガネを掛けるなら、これ一択です」とのこと。

私はメガネ派だ。つまり、実はそれほど選択肢がなかったということになる。開口部の形状がメガネのテンプル(つる)を通しやすい設計になっており、他のモデルではこの条件を満たせないらしい。

なお、頬パッドを加工してテンプルをさらに差し込みやすくすることもできるそうだが、「まずはそのままで使ってみてください」とのことだったので、加工なしでスタートすることにした。

HANSのアンカーもこのタイミングで取り付けてもらった。色は青。Garage Bluなので、迷いなく青を選んだ。

HANSアンカー青の取り付け

ちなみに、幸運にもHANS本体は信頼できるルートから中古で手に入れることができたため、今回は新規購入なし。装備のコストをコントロールできるところは、きちんとコントロールする。

バイク用ヘルメットとの比較

手持ちのバイク用Arai RX-7と並べてみると、開口部の大きさがまったく違う。帽体は同じSuper-CLCを使っているのに、用途が違えばここまで形が変わるのかと改めて感じた。

GP-5WとRX-7の比較

バイク用にSHOEIも持っているので、これでヘルメットが3つになってしまった。置く場所がない。

グローブ|外縫い派が内縫いを選んだ日

グローブには「外縫い」と「内縫い」という分類がある。簡単にいえば、指の部分の縫い目が外側にあるか内側にあるかの違いだ。

私は昔から外縫い派だった。指が少し長めなこともあって、内縫いだと縫い目が指先に当たるのが不快だったからだ。今回もそのつもりで来た。

グローブの陳列

ところが、スタッフさんから意外な一言があった。

「僕も指が長いんですが、レーシンググローブに関しては内縫いを使っています。むしろ内縫いの方が感触がいいんですよ」

半信半疑で内縫いを試着してみる。不思議と感触がよい。外縫いのものと交互に試したが、やはり内縫いの方がしっくりくる。

パターンの違いなのか、素材の違いなのか、あるいはバイクのようにグリップを握るのとステアリングを保持する形が違うので内縫いが合うのか——理由ははっきりしない。だが、手が答えを出した。

選んだのはSPARCO ARROW+。長年の先入観を、一回の試着で覆された日だった。

シューズ|Silverstone CHALLENGE 2、廃番品が一番フィット

シューズは何足か試着した。素材や重量はもちろん重要だが、それ以上に効いてくるのがソールの硬さ、甲の高さと幅、そして足首まわりのカットの形だ。

特に自分の場合、足の指の形がやや特殊で、指まわりに硬い革が当たる構造だと長時間で痛くなる。ここは妥協できないポイントだった。

グローブ・シューズの陳列

結果的に一番フィットしたのが、たまたま廃番になるSilverstone CHALLENGE 2(FIA 8856-2018新規格)だった。

廃番品との出会いは、選ぶ側にとっては運でしかない。だが、フィットするものはフィットする。そしてスウェード素材で、案外かっこいい。「必要十分」を基準にしていたはずが、少し嬉しいおまけがついてきた。

アンダーウェア|消耗品としての割り切り

私は暑がりなので、本来は薄手のものがよい。ただ、今年は夏に練習できない可能性が高いこと、そしてインナー類は消耗品であることを考えると、最初から高価なものを選ぶ理由がない。必要になったら薄手のものを買い足せばいい。

フェイスマスクのコーナー

ということで、今回はリーズナブルな価格帯のものを選んだ。

  • フェイスマスク:Silverstone Racing
  • トップス・ボトムス・ソックス:SPARCO

インナー類は、まさに「必要十分」の体現だ。

今回揃えた装備一覧

購入した装備一式
装備メーカー / モデル選定理由
ヘルメットArai GP-5Wメガネ対応で実質一択。帽体はSuper-CLC
HANSアンカー—(ヘルメットに取り付け)青を選択
HANS本体—(中古調達)信頼できるルートから入手。コスト管理
グローブSPARCO ARROW+内縫い。指が長くても感触がよい
シューズSilverstone CHALLENGE 2FIA 8856-2018新規格。廃番品だがフィット最優先
フェイスマスクSilverstone Racingリーズナブルな価格帯
トップス・ボトムス・ソックスSPARCO消耗品として割り切り

一式揃ったところで、最後は伊藤さん、藤田さんと記念撮影をした。

伊藤さん・藤田さんとの記念撮影

道具は揃った。あとは富士スピードウェイに走りに行くのと、オーダーメイドのレーシングスーツが届くのを待つだけだ。回が前後してしまったため、次回は茂木の走行会だ。

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