Ducati 1098Sの引き上げより先に、レーシングスタンドを発注していました。これがあると整備が格段に捗ります。
Ducati 1098Sは片持ちスイングアームなので、普通のリアスタンドのように何でもいいわけではありません。これからカウルを外したり、足まわりや駆動系を順に見ていくなら、まずは安心して車体を触れる状態を作っておく必要があります。
今回は、Ducati 1098S用の片持ちスタンドをいくつか比較しながら、最終的にJ-TRIPを選んだ理由を整理します。これから1098系の整備を始める人や、片持ちスタンド選びで迷っている人の参考になればと思う。
1098S用片持ちスタンドを調査
候補として見たのは、J-TRIP、ETHOS、BATTLE FACTORY、LighTechあたり。どれもそれぞれに特徴があって、単純に価格だけでは決めにくい。
今回、自分の中で重視したのは次の3つ。
1. 自分の1098Sでちゃんと使えること
前期型・後期型でシャフト径が異なるらしく、適合確認は必須です。本体だけでなく、シャフト側の適合まで含めて考えないと、結局使えないということが起きてしまいます。
年式差があるため、購入前に現車確認や車検証での確認が必要。
2. 今後の整備で気軽に使えること
今回の目的は、サーキット用の特別な装備を揃えることではなく、レストアを着実に前へ進めること。あまり気負わず使えて、整備のたびに神経質にならなくても良いものの方が、今回は合っていそうだった。
3. 買ったあとに迷いが残らないこと
道具側で余計な不安を増やしたくなかったので、定評のあるものにしておきたい。
Ducati 1098S用片持ちレーシングスタンドの比較表
| メーカー | 価格感 | 特徴 | 印象 |
| J-TRIP | 20,625円 | ネット上では定番感があり、サイトも分かりやすい。車輪の補修が可能。受け金具により多様な車種に対応 | 価格と品質のバランスが良さそう。 |
| ETHOS | 38,500円 | 製品情報はやや追いにくい。リバーシブルがあるのは便利そう。 | リバーシブルは整備性が高そう。 |
| BATTLE FACTORY | 36,300円 | しっかり感が強く、サーキット由来の雰囲気がある | かっこいいが、今回の趣旨にはオーバークオリティか。 |
| LighTech | 47,300円 | デザイン性が高い | 価格はかなり高め。 |
中古も見たが、今回はあまり惹かれなかった
ヤフオクやメルカリも一通り見てみました。それなりに数は出ているのだが、錆が多かったり、案外値段が高かったりします。基本的には室内利用なので、あまりサビサビなのはちょっと気分的にも宜しくない。
もちろん、中古を上手く買えれば良いしそれはそれで面白い。
ただ今回は、できるだけ気持ちよく1098Sを触り始めたい気分の方が強かった。入手までのタイミングも含めて考えると、今回は中古を探し続けるより、新品の方がしっくりきた。
最終的に購入したのはJ-TRIP JT-136
最終的に購入したのは、
ジェイトリップ(J-TRIP) ローラースタンド(カタモチ) レッド JT-136RD メンテナンススタンド
ジェイトリップ(J-TRIP) カタモチシャフト(ドゥカテイ1098コウキ) JT-135J
後期用の組み合わせ。納期も早かったので、Amazonで購入しました。

決め手は、普通に使えそうで、価格も安いこと。何台もメンテナンスするわけでもないので、価格は重要です。
見た目だけなら、もっと惹かれる選択肢もありましたが、今回は、1098Sをこれから少しずつ起こしていくための道具として、ちょうどよかったと思います。

パーツ一式です。

組み上げました。ホイールを止めるネジには一応モリブデングリスを塗布してあるので、動かしやすいかな?
今回特に参考になったのはD-EVOさん
今回かなり参考にしたのは、D-EVOさん。
1098系のメンテナンス記事が掲載されていて、大変参考になりました。多分今後もお世話になると思います。
Day3のまとめ
今回は、カウルを外したり分解を進めたりする前に、まず車体を安定して立てられる環境を整えた。
中古も見たが、今回は新品のJ-TRIPを選んだ。
結果として、この選び方でよかったと思う。レストア初期は、車体そのものだけでなく、道具側でも迷いを減らしておくと気持ちがかなり楽になる。
次のDay4では、いよいよカウル類を外してチェックしていく予定。
1年後の状態
写真のようにやはり傷がつきますね。でも、そういうものです。

1098Sの引き上げから読みたい方はDay1、Day2からどうぞ。次回のDay4では、いよいよカウルを外して中を見ていきます。Ducati 1098S レストア記 Day4|カウル類を外して内部をチェックする
