Ducati 1098Sのレストアを始めます。10年以上眠っていた不動車がやって来た
Ducati 1098Sがやって来ました。
10年眠っていた1098Sを手に入れることになりました。
もちろん、すぐに乗り出せる状態ではありません。
長期間動いていないバイク(不動車)なので、まずは現状確認から始めて、少しずつ手を入れながら路上復帰を目指していくことになります。
今回からGarage Bluでは、このDucati 1098Sのレストアを記録していこうと思います。
第1回は、まず入手の経緯と引き上げの話です。
Ducati 1098Sの引き上げはハイエースではなく軽トラにした
最初はハイエースをレンタルして引き上げに行くつもりでした。
ただ、問題は積み込み用のラダーです。なかなかレンタルがなく、購入するには高い。
どうしようかと探していたところ、ジモティでラダーを貸してくれる方を見つけました。
しかも、その方は軽トラも貸しているとのこと。
それなら思い切って、軽トラとラダーをセットで借りて引き上げようということになりました。

結果として、これはなかなか面白い体験でした。
引き上げたのは2025年1月。引き上げの道中では思わずほのぼのするような光景にも出会い、あらためて「軽トラって本当にすごいな」と感心しました。

軽トラの荷台の大きさで十分だが、積み込みは想像以上に大変
実際にやってみてわかったのですが、軽トラの荷台は思っているより高さがあります。
そのためラダーを掛けると角度がきつくなり、積み込みはなかなかの重労働でした。
1098Sは、このクラスのバイクとしては極端に重いわけではありません。
それでも、不動車となると話は別です。
思うように転がらず、バランスにも気を遣うので、かなり体力を使います。

さらに1098Sは車高が低めなこともあって、積み込みの際にアンダーカウルを擦ってしまいました。
ドレンのゴム製プラグが外れました。

また、貸していただいた軽トラには電動のゲートが付いていたのですが、大型バイクにはちょっと小さく使えませんでした。残念。

Ducati 1098Sとはどんなバイクか
せっかくなので、ここでDucati 1098Sというモデルについて少しだけ触れておきます。
1098シリーズは、大ヒットした916系のあとに登場した999の流れを受けて生まれたモデルです。
999は性能面では高く評価されながらも、デザインの方向性がそれまでのドゥカティ像と大きく異なっていたこともあり、好みがはっきり分かれる存在でした。
その反動もあってか、1098シリーズでは再び“ドゥカティらしさ”を強く感じさせるスタイルへ戻っていきます。
1098(848, 1198)シリーズが支持を集めた理由
2灯式ヘッドライト、片持ちスイングアーム、2本出しアップマフラー。
916の時代がリアルタイムの人は、このあたりの要素に惹かれる人は多いはずです。
シリーズには1098、1098S、1098Rがあり、1098Rはスーパーバイクのホモロゲーションのため、実質的には1198という少しややこしい立ち位置のモデルでもあります。
また、1098Rと1198以降はトラクションコントロールが装備されたため、1098と1098Sは最後のアナログDucatiと呼ばれるようです。
いま見ても1098系は存在感が強く、やはり特別な1台だと感じます。
10年以上眠っていたDucati 1098Sは路上復帰できるのか
いろいろありましたが、無事に1098Sは手元にやって来ました。
止まっているだけでも十分にかっこいい。
それがドゥカティの魅力であり、1098Sの美しさでもあります。
ただ、ここから先は現実的な作業の連続になるはずです。
外装、足まわり、ブレーキ、電装、エンジン、そして各部の消耗品。
どこまで生きていて、どこから手を付けるべきなのかを、ひとつずつ確認していく必要があります。
果たして、この1098Sを本当に路上復帰させられるのか。

次回は現状確認からスタート
果たしてこのDucati 1098Sのレストアはうまくいくのか。
そして、10年以上眠っていたこの車両は、もう一度路上に戻ることができるのか。
しばらくは苦労話のほうが多くなりそうですが、あまりまとまった時間は取れそうもないので、(おそらく)長期のレストア記として残していこうと思います。
次回:Ducati 1098S レストア記 Day2|フロント・リアまわりを初期点検する
(注意)私の都合で、整備の途中で1ヶ月とか放置とかザラにあります。そのため、実際には複数日(月)に渡るものを記事として便宜的にDay1などとまとめています。
